はじめに
農産物はブランディング、情報伝達が非常に難しいものの一つではないでしょうか。
農産物、一言で言ってもその種類は多岐にわたります。
お米やフルーツ、野菜など世界中ではたくさんの農産物が生産され、流通・販売されてきました。
しかし、それらの魅力を的確に伝えたり、ブランディングに成功している事例を挙げてみよと言われても、
あまり浮かばないのではないでしょうか?
加工品とは異なり、生産されたものそのもののおいしさ、安全性、特異性などといった
価値を求められるからこそ、その魅力を伝えるためには工夫が必要です。
そんな農産物の効果的なプロモーション方法として、動画の活用が注目されつつあります。
プロモーション動画を活用すれば、農産物の魅力をこれまでよりもより的確に伝えることができるかもしれません。
そこで今回は、農産物×プロモーション動画の事例を国内外併せて4つご紹介します!
国内の事例
和歌山県有田みかん
国内事例の一つ目は、有田みかんのキャラクター「ミカピー」を使った動画です。
全国的にも有名となった有田みかん。音楽に乗せた15秒という短時間の動画で、子どもも思わず口ずさみたくなるような、キャッチーで明るい印象を作り出しています。みかんのイメージにもぴったりですね。
熊本県八代 冬トマト
熊本県八代市が主催した、八代よかもん動画コンテスト。
八代が誇る日本一の産品をPRしよう!というコンセプトで開催されたこのコンテストで最優秀賞をとった動画としてこちらが公開されています。
冬トマトのおいしさや栄養面等の魅力を動画の中でわかりやすく表現。
機転の利いた面白い動画で、2回、3回と繰り返して見たくなってしまいますね。
岩手県 JA全農いわて 恋するおコメプロジェクト
日本の女性のキレイを応援するJA全農いわてのプロジェクト、恋するおこめプロジェクトの
キャンペーン動画です。
日本が世界に誇れる農産物の一つ、お米。
国内にもさまざまな品種や産地があり、国内はもちろん、世界に向けてもPR活動は行われています。
そんな中で、このJA全農いわてのPR動画は少し変わったプロモーションとなっています。
女性のキレイを応援する、という斬新な切り口。
このような大胆なブランディングにも、プロモーション動画は非常に有効ですね。
国外の事例
オーストラリア-バロッサ地方「ワイン産地」
国外の事例です。
オーストラリアのバロッサ地方は、1842年から続くオーストラリアで最も歴史ある有名なワイン産地の一つです。
ここで生産されるワインの特徴はもちろん、産地についての特徴までも凝縮した
プロモーション動画となっています。
ワインはたくさんの産地や品種があり、それらを差別化して消費者に伝えるのは容易ではないでしょう。
ラベルやパッケージの工夫が行われてきましたが、それすらも多様で消費者は混乱してしまいます。
動画を使うことで、特徴や魅力を的確に短時間で表現しています。
わかりやすく、一度観ると思わず「飲んでみたい」と思ってしまうのではないでしょうか?
まとめ
国内外の農産物プロモーション動画事例をご紹介しました。
いずれも個性的でご興味を持っていただけたのではないでしょうか?
観ていただいたように、動画プロモーションを使えば「差別化しやすい」というメリットがあります。
競合との差別化、ブランディングが難しい農産物だからこそ、動画プロモーションは大きな魅力を発揮します。
全国にあるそれぞれの農産物が、その魅力を的確に表現できるようになると、まだまだ面白くなりそうですね。