工芸品の魅力を伝える動画マーケティング事例

はじめに

動画マーケティングはさまざまな魅力を伝えられるマーケティング手法の一つです。
画像や文章だけでは魅力を伝えきれないものは多くありますが、中でも工芸品はその代表例といえるでしょう。
 

人の想いがこもった工芸品の魅力は、機能性だけではなく制作のストーリーにも隠れています。
そんな背景も表現できる動画マーケティング。本記事では2つご紹介します。

 

新潟県伝統的工芸品:匠の手

新潟県には、国指定伝統工芸品が16品目・13産地も存在します
このプロモーションムービー「匠の手」には、それら伝統工芸産業に携わる16名の手と技に迫り
各工芸品と作業工程を、映像と音だけで紹介しています。
 
コメント等は一切入っておらず、職人が工芸品作りに打ち込む姿を映したシンプルな動画。
だからこそそれぞれの職人が工芸にかける想いがストレートに伝わってくるようです。
 
普段なかなか目にすることのない工芸品づくりの現場の映像を観れることも
大きなポイントの一つですね。
 
動画は90秒版と24分版があり、動画作成は地元の専門学校の生徒とともに行ったようです。
新潟県が一体となり、工芸品に情熱を注いだプロモーション動画です。
 

石川県輪島塗:心がホッ!輪島塗

北陸新幹線の開通で話題となった石川県。
金沢市が圧倒的に注目を集める一方、ひそかに人気を集めているのが輪島市です。
 
中でも伝統工芸品の一つとして有名な輪島塗は、石川県北部の輪島市で古くから続く漆器。
木地に生漆、米糊、焼成粉末珪藻土を混ぜた下地を厚く施し、丈夫さと美しさを両立させています。
微生物の化石からなる珪藻土を使っている点が大きな特徴です。
 
このプロモーション動画では、輪島塗が完成するまでの一部始終をストーリーにしています
木の状態から商品として完成するまで、普段私たちが目にすることのない裏側を動画でわかりやすく
紹介してくれています。
 
輪島塗を使う人々のシーンもあり、工芸品の深みを再確認できる動画です。
 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
工芸品の深さ、魅力が伝わってきたのではないかと思います。
 
これらの魅力を画像や文章だけで伝えようとしても、なかなか伝えきることはできません。
短時間に多くの情報を凝縮できる動画を活用するからこそ、工芸品の深い魅力を伝えることができるのです。
 
動画マーケティングではこのように、ストーリーをもって魅力を伝えることができます。
現段階で、魅力を伝えられていないサービスや商品、ブランドも
動画を活用すれば活き活きと輝く可能性があるのです。
 

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