国内外のスタートアップを見ても、ECは玉石混淆の乱立状態です。今回はその中でも、独自製のあるサービスを展開していたり、大型の資金調達に成功している事例についてまとめています。最近のECのトレンドを知ることもできますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
TRUNK CLUB
EC系のトレンドの一つ、定期配送を行ってくれるアメリカのスタートアップです。登録したデータをもとに、スタイリストが自分にあった衣服をセレクト、定期的に商品が配送される仕組みになっています。ユーザーは、自宅で試着をしてから購入を判断することができます。試着期間は10日間で、配送料・返送料ともに無料となっています。
Beepi
Beepiは、自動車販売に特化したシカゴ発のECスタートアップです。いわゆるフリマサービスなのですが、30日間買い手がない場合は運営が買い取ってくれることが最大の特徴。Beepiで販売を行うには、独自のチェック項目(Inspection Checklist)をパスする必要があります。購入側には、10日間の試乗期間が与えられます。
Homelane
高級インテリアを扱う、インド発のECスタートアップです。インド国内に500人を超えるデザイナーを抱えており、キッチンやリビングダイニングなどのインテリアデザインや高級家具を手がけています。45日以内の施工と、5年間の保証つき。2015年にはSequoiaからも資金調達を受け、MumbaiやDelhiなど都市部への展開も予定しているようです。
Hatch
雑貨やアクセサリーなど、セミオーダー形式の商品を取り扱っているアメリカのマーケットプレイス型ECサービスです。カスタマイズを取り入れたECサービスは多いのですが、あえてフルカスタマイズではなく、カスタマイズできる部分を限定している点はうまいですね。ウェディングやギフト向けの商品が充実しています。
Artspace
ニューヨーク発のECスタートアップで、美術品を販売しています。北米とヨーロッパを中心に、世界中の美術品を扱っています。アーティストに関連するコンテンツが充実していて、世界中のギャラリーでのオークションイベントなども開催しています。今後は、中国などアジア圏への進出も視野に入れているようです。
まとめ
これまで見られなかった製品や、オーダーメイド製品のECスタートアップも最近は多くなってきました。サービス提供側としては、いかにユーザーに信頼してもらえる製品やサービスを選ぶ(キュレーション)ことができるのかもキーになってくるでしょう。