はじめに
動画マーケティングが注目される要因の一つには、若者(本記事では特に10代~20代を指します)のテレビ離れがあります。
1990年代後半、インターネットが登場して以来、テレビを見る若者の割合は年々減少してきました。Youtubeやニコニコ動画などのオンライン動画配信サイトの人気もこの傾向を後押ししています。ここ数年では、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、モバイルでの動画閲覧も急増してきました。
このような背景から、若者をターゲットとした広告の中心は、テレビからインターネットへと移行しています。
企業やブランドが若者にアプローチする最良の選択の一つがインターネットなのです。
中でも特に効果的なプラットフォームの一つがSNSでしょう。
今や若者のほとんどがSNSを日常的に利用しているからです。
今回は、SNSと動画マーケティングについて見ていきましょう。
3大SNSでの動画マーケティング
SNSの中でも、世界的に人気の高いFacebook、TwitterそしてInstagram。
マーケティングのプラットフォームとしても注目されています。
それぞれのプラットフォームとしての特徴をご紹介します。
世界最大のユーザー数を誇るFacebook。アクティブユーザーだけでも10億人を超えるとあり、巨大なプラットフォームとして企業やブランドから注目されています。
ユーザーはすべて実名であり、住所や大学など個人情報を細かく設定してあるため、ターゲットをより的確に絞り込むことができます。
Facebookのビジネスアカウント取得は、もはや当たり前となりつつあります。
通常の動画配信はもちろんのこと、本年(2016年)2月には「ライブ動画」機能もリリースし、よりリアルなアプローチが可能になっています。
次々とタイムラインを流れるツイート。
気に入ったものは、「お気に入り」に登録したり、「リツイート」することでさらに拡散が広がっていきます。
Twitterも動画マーケティングのプラットフォームとして、サービスを展開しています。
例えば「カンバセーショナルカード」。
企業やブランドは動画にメッセージをつけて配信し、ユーザーは興味があればそれをタップします。気に入った場合は、ハッシュタグとともに拡散可能。動画はそのままに、文章は各ユーザーがアレンジして、各自のフォロワーに共有できます。
画像の共有に特化したInstagramですが、動画共有もできるようになっています。
Instagramならではのフィルター機能もあり、よりオリジナリティを高めたマーケティングが可能です。
画像が中心のタイムラインですから、親和性が高く、ユーザーもタップしやすいのではないでしょうか。
まとめ
それぞれのSNSの特色を踏まえて、ブランドや企業はマーケティングを行うことが重要です。
最後に一つ、Instagramでの動画配信の例をご紹介しておきますね。
若い消費者に効果的にアプローチできる動画マーケティングのご紹介でした。